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2017年を大きくふりかえって。

ゆく年くる年ということで、早いもので2017年も大みそか。
私は日勤→夜勤→早朝勤という地獄の19時間労働の後で、まったく年の瀬感のない大みそかを迎えていますが、今年1年も大きく振り返ってみたいと思います。

今年はなんといっても、劇作家として書きに書いた1年でした。
数えてみたらなんと新作を6本書いておりまして、うち5本が依頼されたものというとってもありがたい1年

これまで自分の中になかった文法を見つけたり、新たな形式にチャレンジしたり、私自身も劇作のなかで色々試せた年だったと思います。
とはいえ、9月あたりまでは怒涛すぎて、書いている間は正直無我夢中、というか五里霧中だったりもしたのですが…。

大きく振り返ると、何か大河の流れ的なものに流されて必死こいて泳いでいたら、気づけばいい感じに足がつくところに連れてこられていたって感じです。
その川の流れは自分の力でおこしたものじゃないし、流れの方向を変えることは出来なくても、そのなかでちゃんと足掻けたかなっていう手ごたえがある1年でした。


2017年3月25日(土)13時~/17時~@台東区 谷中区民館多目的ホール
エンターテイメントユニット 自由の翼
「トリオ・カンタービレ!」

→今まで書いたことのない朗読×音楽劇、という形式にチャレンジした作品です。朗読、と言いつつ台本外しての芝居が多くなってしまい、出演者の皆様は大変だったと思いますが、すごく前向きに取り組んで頂けて感謝です。
ダンスと朗読との絡みが美しかった。
本番当日に体調崩して薬を飲んだら寝過ごす、という最低な理由で本公演を観れなかったのが、悔やんでも悔やみきれない…。

2017年4月1日(土)~4月11日(火)@ザ☆キッチンNAKANO
「一人芝居ミュージカルvol.2 ライカの宙」

→昨年に引き続いて、作家として参加させて頂きました。ロシアにいた頃、スクールバスなどでよく通りかかった街角に、銀色のガガーリンのモニュメントが立っていて、記憶と心の片隅にとどめつつ取り上げる機会のなかった彼を主役に書いた一人芝居ミュージカル。
演じてくださった遠山さんがものすごく美しい方で、間近でご挨拶した時に瞳と笑顔のあまりの煌めきに「人の顔が眩しい」という初めての経験をしました。


2017年4月22日(土)@神戸三宮シアター・エートー
「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」
→こちらは再演の作品。震災のあと、被災地に住んでいた祖父母をエッセンスにして書いた、私にとって思い出深い短篇です。
あらためてとりあげてくれた桃谷高校文芸ドラマ班の皆様に感謝です。

2017年5月18日(木)~5月21日(日)@座高円寺1
「劇作家女子会S! 人間の条件」
→劇作家女子会。のユニットとしての3回公演。もう、一言では何も言えない…。共作という形でのミュージカル。30数年生きてきて、こんなに他人と密に付き合ったことはなかったです。めちゃくちゃ怒ったりやきもきしたりもしたけれど、関わってくれた人達全員の力で、出演者スタッフの総力プラスアルファのステージになったと思っております。
座組の皆様、ご支援いただいた方やお客様、劇作家女子会。の皆、本当にありがとうございました


2017年6月25日(日)@奥州市文化会館Zホール展示室/7月2日(日)@北上市 J.Boy
UNIT Salada 3rd Act「Passion-情熱とオドル」
→岩手県で精力的な活動をされている千葉さらださんのユニットに、宮澤賢治を題材にした新作を書き下ろしました。産みの苦しみはあれど、不思議と安産だった戯曲です。宮澤賢治の世界と言葉の力にたくさん助けられたと思います。自分1人で書いた気がしない台本です。

2017年9月2日(土)~9月12日(火)@新井薬師前スペシャルカラーズ
「一人芝居ミュージカル短編集vol.3 注文の多い宮沢賢治」
→ストレートプレイとして書いた作品を一人芝居ミュージカルとしてリライトした本作。素晴らしい音楽と演者、演出に恵まれた幸せな作品です。自分の劇作の歴史(というと大げさですが)のなかでも、新たな1ページになった気がしています。


2017年9月18日(月)@阿波市アエルワホール
「※この高校4年生はフィクションです。」
→大阪府立桃谷高校の文芸ドラマ班の皆様によって書くことのできた作品です。聞き書き、というこれまでしたことのない手法で立ち上げました。取材に応じてくれた皆の中にある言葉が豊かで、切なく時にコミカルに、劇作家としてすごく勉強になったし、フィクションで人間を扱う意味についても襟を正す気持ちになりました。
私1人では絶対に書けなかった作品です。

こうして振り返ると、自分以外の人達や何ものかにとても助けられた1年だったと思います。
今年に限らずいつも、かもしれませんが、特に劇作の面でそれが顕在化したような。

自分の体を貸して、誰かの声を書き取ったような感覚が度々ありました。

来年は何をどんな風に書いていくのか。
まだわかりませんが、今ある流れに身を委ねつつ、ブレない自分もなくさずいけたらと思います。

本年も本当にありがとうございました。

皆様よいお年を。

モスクワカヌ



画像は今年のものじゃないけれど、モスクワのワカヌということでも。
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2017-12-31 : 日々 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ものを書く縮小 劇作家のモスクワカヌです。
短編・音楽劇・ラジオドラマ・Webコラム等を書いております。 ペンネームの由来は、以前住んでいた某首都+本名。
演劇ユニット「遊戯ヱペチカトランデ」の主宰もしてますが。団体は現在お休み中です。
HP:「遊戯ヱペチカトランデ」
BLOG:「дача берёза ダーチャ・ベリョースカ」
劇団劇作家所属。劇作家女子会。メンバー
お問い合わせはyugi.mw☆gmail.com(☆を@に変えてください)にお願いします。

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前回の公演

遊戯ヱペチカトランデ
第弍回公演

MGトリコロール縮小
Musical
Mademoiselle Guillotine
~マドモアゼル・ギロティーヌ~

strong>2013/9/5(木)~9/9(月)@日暮里d-倉庫
詳細はこちらから。

過去の公演

公演は無事終了しました。ご来場ありがとうございました。

☆作家/演出として参加。

劇作家女子会×時間堂presents
劇作家女子会!
期間:2013年6月13日(木)~16日(日)
※演劇公演です。
会場:王子小劇場
女子会縮小版 劇作家女子会!HP
劇作家女子会!BLOG
遊戯ヱペチカトランデ公演
「The Giris next Door」
~おんなの子、
藪をつつけば、蛇がでる。~


2011年12/8(木)~12/12(月)
公演の詳細はこちらから。

趣向ワカヌ公演
縲発表表縮小版

「発表~いま、ここ。~」
まだ、ゆれてる。

作/演出
オノマリコ モスクワカヌ
演目/出演
リーディング『いま、ここ』
公演の詳細はこちらから。

蜻蛉玉チラシ完成縮小
「蜻蛉玉遊戯」
2010年9/1(水)~9/5(日)
公演情報はこちらから。

☆演出助手として参加。

2013年3月23日~27日
@座・高円寺
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
「ハルメリ2013」
台本:黒川 陽子
演出:丸尾 聡

2011年8月27日~28日
@スペース・ゼロ
非戦を選ぶ演劇人の会
「核・ヒバク・人間」
構成台本:非戦を選ぶ演劇人の会
演出:鵜山 仁

2011年3月9日~15日
@中野テアトルBONBON
オフィスプロジェクトM
「死刑執行人~山田浅右衛門とサンソン~」
作演出:丸尾 聡

2010年12月
北京蝶々「あなたの部品 リライト」
作:大塩 哲史
演出:黒澤 世莉(時間堂)
詳細はこちらから。

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